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雪塩って何? 宮古島の雪塩製塩所に行ってきました

投稿日:2016年9月11日 更新日:

雪塩といえば宮古島が誇るパウダーソルト。
「雪塩ちんすこう」に使われていることでもお馴染みです。
地下海水という珍しい資源を利用して生成されるこの雪塩とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

宮古島で雪塩をつくっている工場「雪塩製塩所」でいろいろ調べてきました。

雪塩の基本知識

雪塩とは?

「雪塩」とは、沖縄の宮古島で生成された塩のことです。
サンゴが育つほど綺麗な海で生まれた真っ白なパウダー状のこの雪塩は、「地下海水による製塩」という世界的にも珍しい手法でつくられます。
製塩機からサラサラと落ちる塩の粉雪のような美しさ、きめ細やかさを指して「雪塩」と呼ばれています。

通常の塩に比べミネラル成分を豊富に含むので、塩辛さ以外にも甘みや旨味を感じることができます。天ぷらやおにぎりに特にオススメです。

雪塩はどうやってできるのか

一般的な塩の製造方法にはいくつか種類があります。
釜で煮詰めて結晶化させる「煎ごう法」。
太陽と風の力で結晶化させる「天日法」。
上記はいずれも時間がかかるのが欠点です。

一方、雪塩は「瞬間蒸発製法」という製法でつくられます。
高温の金属板に海水を吹き付けて製塩するこの方法にかかる時間はたったの2秒
これにより、製塩に数日〜数ヶ月かかっていた従来の手法より圧倒的に早く結晶化でき、通常は分離してしまうミネラル成分(ニガリ)をほとんど残した塩をつくることが可能になりました。

製塩に使用される海水は、天然のろ過装置である琉球石灰岩を通ることにより不純物が取り除かれます。
と同時に、サンゴの持つカルシウムが溶け出した地下海水でもあります。

雪塩はまさに、宮古島の地下海水という特徴をフル活用した希少な塩なのです。

雪塩の特徴

雪塩は、海水の成分をそのままに残して作り上げた塩。
ナトリウムをはじめ、マグネシウム、カリウム、鉄、カルシウムなど18種類にも及ぶミネラルを含んでいます。
顆粒タイプも販売されていますが、その名の通り粉のようなパウダータイプの雪塩は非常に軽く口どけもまろやかで、食用塩としてはもちろん美容製品にも多く活用されています。

雪塩製塩所に工場見学に行ってみた

雪塩製塩所は宮古島の北部、池間島に近い岬の近くにあります。

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ありました。
休日は観光客で賑わっています。

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駐車場。
駐車可能台数はそれほど多くはないので、近くのビーチ沿いの広々とした道路に堂々と路上駐車される車が多数。
路駐天国宮古島の面目躍如といったところ。

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すぐ近くには西の浜ビーチ。
塩なんてどうでもよくなって海水浴に行きたくなる気持ちをぐっとこらえましょう。

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雪塩工場の近くには軽食屋や「西の浜貝工房」も。
貝工房では貝細工が作れたり、しぼりたての「キビジュース」が楽しめます。
もうここら一帯だけで半日つぶせそうですね。

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メインの雪塩ミュージアムへ。

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ものすごく高級店っぽい店内の様子。
ブランドコスメセレクトショップのごとくほとばしるライトアップ。
青と白で揃えられた統一感のあるカラーコーディネート。
宮古島にあるまじき近代感に気圧され、うかうか商品に手を伸ばすことも適いません。

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ちょっと土産店っぽいアングル。

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さて、雪塩工場に来たら一度は食べておきたいのが雪塩ソフト
ミルクの甘みを引き立てる雪塩をふんだんに使用したソフトクリーム。
美味しいに決まっています。

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というわけで買いました。
雪塩ソフトカップ(380円)。

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日陰のベンチに腰を下ろして食べます。
適度な塩味が効いており、汗をかきやすい季節には最適な美味しさ!
一口目の旨味といったら。
塩の効いているアイス/ソフトクリームがクセになりそう。

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なお調味料も完備。
雪塩はわかるんですが、抹茶塩、ココア塩、島唐辛子などが設置されており、来訪者の勇気が試されます。

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さて、工場見学をしましょう。
見学自体は自由ですが、パネルを使ったガイド説明を聞きたかったのでスタッフの方にお願いしました。

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工場見学へ。

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見学場内部。
様々な資料が置いてあります。

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ベンチ。
見学者はここに座って色々な説明を聞けます。

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雪塩の成分表や製造工程のパネル。
様々なタイプの製品模型も。

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スタッフの方による説明。
「宮古島でしか採れない雪塩とはいったい何か」というお話から、製塩方法、製品情報、実際の料理の使い方から美容商品・健康商品としての活用法まで詳細かつ多岐にわたる丁寧なガイドっぷり。

これで無料。ありがたい限りです。

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「雪塩はお肌にいい」「美容に最適」という説明があり、「まあ皆さん信じられないかもしれないので実際にやってみましょう!」とのことでやたらとオシャレな洗面台へ。

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高価な雪塩をこれでもかと手のひらの上に乗せてくれます。
「では皆さん、水で少し溶かしてみてください」との指示に従い、水に溶かしてみます。

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溶かしました。
……。
……ん?
え?
熱い!

な、なんだ?
塩を水に溶かしただけなのに、塩水から熱を感じる!

スタッフの方に伺ったところ、どうやら雪塩に大量に含まれるマグネシウムが水と反応して熱を発するようです。
な、なるほど。

水と混ぜてクリーム状になった雪塩スクラブを肌に優しく塗り込めばあっという間にご自宅でミネラルソルトホームスパ。
頭皮に、小鼻に、バスソルトに、ボディケアに、デンタルケアに、むくみ取りに。
お肌のケアやマッサージにとても良さそうです。

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ちなみに宮古島は中国人観光客の方々が多く、ここ雪塩工場にも多くの中国人が訪れるそうです。
今回と同じようにここで雪塩による美容・健康効果を実演説明すると、さきほどの画像のとろとろした白いクリーム状の雪塩を、「お肌にいいです」と言った瞬間9割の中国人は顔にぶっかけ、「頭皮にもいいです」と言ったら6〜7割くらいの人が頭にもぶっかけるそうです。
そして洗面台で豪快に洗い落とすのだとか。

勇気とは何か。
常に人の目を気にして一歩引いてしまうぼくとしては見習いたいばかりです。

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最後は雪塩を水に溶かした「雪塩水」を試飲して終了です。
体調によって味が変わるという不可思議な代物。
飲んで「しょっぱい」と感じるなら体内のミネラルバランスが整っている状態。
汗をかいたり飲酒していたりして疲れているとミネラルが失われているので「甘い」「無味」と感じるそうです。

実際に飲んでみたところ、味がしませんでした。
友人は「しょっぱい」と言っていたので、どうやら体調によって味が変わるのは本当のようです。

そんなこんなで雪塩製塩所の工場見学が終了。
無料でここまで楽しめるとは驚きです。

海や絶景もいいけれど、宮古島独自のものに触れてみたい。
そんな時は雪塩製塩所がオススメです。

地図・アクセス

雪塩製塩所
沖縄県宮古島市平良狩俣191

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