宮古島観光・移住

宮古島の祥雲寺で夕暮れの鐘を突かせていただき誠にありがとうございました

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沖縄の宮古島に移住して間もない頃、「神社仏閣めぐりをしよう」と思い立ってさっそく行動に移しました。

有名な宮古神社を訪れて、次に訪れたのが「祥雲寺」というお寺でした。
今回はそのお寺で鐘を突かせていただいたお話をします。

宮古島のお寺、祥雲寺(しょううんじ)

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「宮古島にはどうやら祥雲寺というお寺があるらしい」
「よし行こう」
「Googleマップでたどり着いたぞ!」

と思って到着したのは保育園
お寺の姿はカケラも見えません。
これは……Googleが囁いているのか……保育園からやり直せと?

あちこち歩き回って確かめますが、確かにこの保育園が「祥雲寺」の場所らしいです。
いったい何が起こっているのか。

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と思ったらそこにありました。

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祥雲寺。
こ、これは……。

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保育園と同一敷地内。
なるほど、だから地図では同じ場所に表示されていたんですね。
いやーよかったよかった、ぼくみたいなのが保育園に乗り込んで「あ、すみませんお寺だと思いましたデュフフ」みたいなこと呟いて不気味な笑いを振りまいたらパトカーのサイレンが遠からず聞こえてくるところでした。

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地蔵菩薩。
お寺の建物はコンクリート造りで現代的です。

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祥雲寺の正式名称は「龍賓山祥雲寺」。
臨済宗妙心寺派の寺院で、慶長16年(西暦1611年)に薩摩から検察使が来島して見地を行い、宗教上の統合と宗旨を定めるため琉球王に請願して建立された寺院と権現堂がその発祥です。
寺院は壮美な瓦葺きで建造され、山門は石垣で囲い建立されていましたが、1696年の大地震で寺院・石垣ともに崩壊してしまいました。その後再建された石垣は県の有形文化財に指定されています。
明治12年(西暦1879年)の廃藩置県にともない、臨済宗の公寺となって今に至ります。
なお現在の寺院は戦後再建されたものです。

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名高い祥雲寺の石垣に関する記述が看板にも。
現代化されてゆく街並みの中で残る石垣は、宮古島古来の石造文化を知る上でも重要な資料となっています。

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鐘楼が青空に映えてステキですね。

この後、お寺の中に実際に入ってみました。
突然お邪魔したにもかかわらず、住職様はじめお寺の方々は温かく出迎えてくださり、宮古島の今昔や祥雲寺の歴史など貴重なお話をお聞かせくださいました。

会話の中で「鐘楼がとても立派なので、よろしければ見学させていただけませんか」と伺ったところ、なんと住職様は「構いませんよ。夕方に鐘を突くので、もしよろしければ突いてみませんか」とのこと。
うおおおお。
全力で「はい!よろしくお願いします!」と叫びました。

お寺の、しかも3階という高台の鐘楼の鐘を突けるなんて。
望外の出来事です。
今日のあの鐘を鳴らすのはぼくなんですね。興奮して夕方まで取るもの手につかず状態でした。

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夕刻。
一応シャワーで身を清め、食事も水のみでこの時刻を迎えました。

「18時前になったらテキトーに裏手の階段に回って上っちゃってください」とのことで裏手の階段を上っていきます。
か、勝手にお邪魔して大丈夫なのだろうか。
一応先ほどお寺の方にこれから上る旨を伝えたのでたぶん大丈夫……のはずです。

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鐘楼。
南国ならではのエキゾチック感ただよう不思議な光景です。

ちなみにこの時点での時刻は18時2分。
青空が綺麗ですが思いっきり夕方です。沖縄の日は異様に長いですね。

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重量感あふれる梵鐘。

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この撞木で突いて鳴らします。

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鐘楼から臨む街並みと伊良部島。
いい景色です。

住職様は18時10分くらいにいらっしゃいました。ああお寺でもウチナータイムなんだなと何となく納得。

午後6時なので鐘をつく回数は6回。
最初は住職様がお手本として1回突いてくださり、残り5回を突かせていただきました。
「ぼわ〜ん」という波形が見えるかのように響いた音が平良の街に届いていきます。
貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。

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徐々に赤みを増していく平良の眺め。
変わりゆく街の様子や、宮古神社のこと、あっちは城辺方面でそこが市役所で、などここでも多くの宮古情報を指差しで教えて下さいました。
感謝の言葉しかありません。

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御嶽信仰が多数派の宮古島に置いて、歴史的にも仏教的にも貴重な祥雲寺。
神社仏閣好きの方は迷わず行くべきお寺です。

地図・アクセス

祥雲寺
沖縄県宮古島市平良西里4

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