知っておきたい海外情報

フィリピンの観光ビザを日本で取得しよう!と思ったけど諦めた話

投稿日:2015年4月7日 更新日:

日本のパスポートを持っている人なら、フィリピンにはビザ無しで最大30日間の滞在が可能です。
30日間を越えて滞在する場合ビザが必要になります。
この際、ほとんどの人は59日間滞在が可能となる観光ビザ(9A)を取得します。

観光ビザの取得方法は
①あらかじめ日本で取得しておく(無料)
②現地の入国管理局で延長申請(有料)
のいずれかです。

あらかじめ30日を越えてフィリピンに滞在することが決まっている人は、日本語も通じるし申請費用もかからない①を選んだ方がいいに決まっている!
と思っていたのですが割と面倒だったので備忘録的に書き残しておきます。

※2015年3月31日時点の情報です
※ビザの規約は頻繁に変更されるので、最新の情報はフィリピン大使館領事部の公式HPでご確認ください

日本でフィリピンの観光ビザ(9A)を取得する場合

費用

無料です。
日本国籍を有する方なら、誰でも無料で観光ビザの申請・取得が可能です。

申請場所

  • フィリピン共和国大使館領事部(東京都港区六本木5-15-5)
  • 在大阪・神戸フィリピン共和国総領事館(大阪府大阪市中央区城見2-1-61 Twin21 MIDタワー24階)

発給にかかる時間

ビザ発給までには5営業日かかります。
申請時・受取時に本人が領事部へ出向く必要がありますが、受取に限っては郵送受取も可能です。
ただし、ビザを郵送で受け取る場合、さらに2~3日の日数がかかります。
急いでいる場合は直接領事部に受け取りに行きましょう。

必要書類

1.パスポート

原本と写真のページのコピー1部でOKです。
なお、パスポートの有効期限は6ヶ月+滞在日数以上であることが条件です。

2.非移民ビザ申請用紙

必要事項を全て英語で記入する必要があります。
用紙のダウンロードはこちらからどうぞ。

3.パスポートサイズのカラー写真

3ヶ月以内に撮影されたものに限ります。

4.経済能力を証明する書類

収入がある人の場合:預金通帳、残高証明書等
収入がない人の場合:配偶者・両親からの身元保証書、身元保証人の預金通帳等

5.日本においての職業を証明する書類

学生の場合  :在学証明書
被雇用者の場合:雇用主からの雇用証明書
自営業者の場合:会社の登記を証明した公的機関発行の書類
無職の場合  :無職または退職者であることの申述書

6.フィリピン国内での滞在先を証明する書類

ホテルの予約確認書、もしくは滞在先の人間による滞在保証書

必要書類についての注意

特に注意を要するのは「6.フィリピン国内での滞在先を証明する書類」です。
観光ビザを申請する時点で、フィリピンでの滞在先が決まってないといけません
「20日間はこのホテルに泊まり、残りの30日はこの友人の家にホームステイします」と申請してしまったら、その場所以外での宿泊は許可されません
違反が発覚した場合は以後のビザ申請等でペナルティが課されます。

とは言え、「初日から帰国日までの宿泊場所を完全に決めないといけないのか」というと、そういうわけでもありません。
実際に電話で確認したところ、「受付窓口の担当官の判断にもよるが、滞在日数の50%以上の日数の滞在証明があれば残りの日数に関しての滞在証明は不要に出来うる」ということでした。
つまり「50日間の滞在予定のうち、40日間は○○ホテルに泊まります。残り10日の宿泊場所は現地で決めます」という申請が可能なのです。

また、フリーランス・個人事業主の方は「5.日本においての職業を証明する書類」にも要注意です。
フリーランス・個人事業主の方ですと、ビザ申請時の職業分類上「無職/退職者」に該当するため「無職または退職者であることの申述書」を書く必要があります。
「分類上は『無職』だがきちんと収入はありますよ。こういう理由でこれをやってこう生計を立てていますよ」ということを英語でなるべく詳しく書かないといけないのです。

補足:領事部に問い合わせる際に使う英語

観光ビザを取得するために大使館領事部に電話してみると、いきなり英語で話しかけられます
英語に免疫がないとこの時点で「ア、アイムソーリー」とか言いながら受話器を置いてしまいかねません。
そこで、なるべく速やかに日本人話者に替わってもらうための流れを把握しておきましょう。

  1. 電話をかける
  2. 電話が繋がる
  3. 相手が3秒程度の英語(挨拶)を話してくる
  4. “Hello, I’m a Japanese. My name is Taro Suzuki. I have a question about tourist visa.”
    「ハロー、アイム ア ジャパニーズ。 マイネイム イズ タロウ スズキ。 アイ ハヴ ア クエスチョン アバウト ツーリスト ビザ」(こんにちは、私は日本人です。私の名前は鈴木太郎です。観光ビザについてお聞きしたいことがあるのですが)と話す
  5. 相手が「なんちゃらかんちゃら ジャパニーズ?」(日本語話者の方と替わりましょうか?)と聞いてくるので、ここで「イエス、プリーズ」(はい、お願いします)と答える
  6. 日本人話者の方が電話に出る

以上です。
何か想定外の事を言われたら「キャナイ ハヴ ア ジャパニーズ スピーカー?」(日本語を話せる方と替わって頂けますか?)と言いましょう。
日本語話者の方が多忙で電話に出られないこともあるので、そういった場合は時間を置いて再度電話してみましょう。

現地で観光ビザ(9A)を取得する場合

ビザ無しで30日間滞在可能なので、その間に+29日間有効な観光ビザ(9A)を取得(延長)することになります。

費用

3,030ペソ。
約8,000円です。なかなか痛い出費ですね。

申請場所

イミグレーション(移民局)でビザ取得申請を行います。
イミグレーションはフィリピン中に数十箇所存在します。
詳しくはhttp://www.immigration.gov.ph/でご確認ください。
「フィリピン ビザ 延長 場所」といったキーワードでYahoo/Google検索すると日本語での情報がたくさんヒットしますので、そちらもご確認ください。

発給にかかる時間

10分~数時間
めちゃくちゃスピード発給です。
行って、書いて、お金払ったらビザが出ます。

必要書類

1.パスポート

2.写真

2インチ×2インチで背景は白のものが必要です。

申請用紙

「名前」「生年月日」「国籍」「フィリピンでの住所」「日本での住所」「滞在期限が切れる日」などを英語で記入します。

結局、どちらの方法でビザを取得すればいいのか

観光ビザを取得するのは日本がいいのか。それとも現地か。
オススメは断然現地での取得です。

日本での取得はハッキリ言ってものすごく面倒です。
ただでさえ申請場所が東京と大阪にしか存在しないのに、事前に何種類もの必要書類を用意する必要があり、しかも書類に不備があったら絶対に受理されません。
加えて、どんな書類が必要になるかは実際に問い合わせてみないと分からないことが多いため、さらに手間がかかります。
その上、現地での滞在場所も事前申告しなければならないため、現地での行動にかなり制限が課されます。
それらを全て飲み込んでも、ビザ発給には最低5営業日かかります。
唯一のメリットは「無料でビザ取得できる」ことですが、手間と時間が大幅にかかるため活用できる人はかなり限られるでしょう。
東京・大阪在住で、出発まで余裕があり、宿泊場所の予約が既に完了しており、「お金を節約したい」「現地のビザ申請で英語が使えるか不安」――という方であれば、もしかしたら有効活用できるかもしれません。

しかし、どちらがオススメかと言えばやはり現地取得です。
8,000円はかかりますが、イミグレーションが空いていればものの10分でビザが取得でき、必要書類も涙が出るほど少ないので圧倒的に楽です。
書類とパスポートとお金さえ持っていけば、英語を話す必要がほぼ無いという手軽さが何よりも嬉しいですね。

まとめ

「あらかじめ日本でビザを取得してから行く人はほとんどいない」というのがフィリピン観光ビザに関する定説です。
今回調べてみて分かりましたが、日本で取得しようとすると本当にめんどくさいです。
現地で取得しようという人が多いのも頷けます。
海外でのビザ取得に慣れるためにも、ぜひ現地での取得にチャレンジしてみましょう。

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