宮古島観光・移住

沖縄県の県花と県鳥に対するよくある誤解

投稿日:2016年12月7日 更新日:

沖縄の県花は何でしょう?
ハイビスカス、ではありません。
沖縄の県鳥は何でしょう?
ヤンバルクイナ、ではありません。

割と間違えて覚えられやすい沖縄の県花と県鳥について解説します。

沖縄の県花

沖縄の県花は、ハイビスカスではなくデイゴです。

デイゴ

「エリスリナ」とも呼ばれるバラ類マメ科の落葉高木。
日本では沖縄が北限。
春〜初夏にかけて赤い花が咲くことで有名です。
THE BOOMのヒット曲「島唄」の歌詞(デイゴの花が咲き風を呼び嵐が来た)に登場することでも超有名です。

1967年に県民投票が行われ、沖縄県の花として正式に認定されました。

公園の木や街路樹として植えられることが多いですが、根を張る力が強烈であり家の近くに植えると危険なため民家で栽培されることは少ないです。

デイゴの花は毎年かならず満開となるわけではなく、木によっては満開のものもあれば少ししか咲いていないものもある不思議な植物です。

ハイビスカス

アオイ科の低木で、正式名称は「ブッソウゲ」。沖縄では「赤花」ともよばれます。

非常に多くの種類があることで知られており、8000以上の園芸品種が存在します。花の色は白やピンク、赤、イエローなど様々です。
沖縄ではさも雑草のようにどこにでも自生しており目立つため、「沖縄=ハイビスカス」のイメージが生まれやすいのでしょう。
ちなみにほぼ一年中咲いているマレーシアでは国花に指定されています。

沖縄県南部では「後生花(ぐそうばな)」と呼ばれており、亡くなった人の後生の幸せを祈って墓地に植栽する習慣があります。

沖縄の県鳥

沖縄の県鳥は、ヤンバルクイナではなくノグチゲラです。

ノグチゲラ

キツツキ科の鳥。1族1種の沖縄島固有種。
マイナーな種なので聞き覚えのない方も多いでしょう。

全長30cmほどの地味ながらも美しい鳥で、照葉樹林に住み、夏から冬にかけてはヤマモモ等の果実を食べます。
人間の土地開発による生息地の破壊、人為的に移入されたネコやマングースの捕食などの影響で生息数が減少している絶滅危惧種です。
沖縄島北部のやんばる地域のみに分布しています。

ヤンバルクイナ

ツル目クイナ科の日本固有種。
ノグチゲラと同じく、世界中でたったひとつの地域である沖縄県北部のやんばる地域にしか生息していません。

日本で唯一の「飛べない鳥」として有名です。
飛翔することはできませんが、45度の角度で「滑空」した観察例は存在するようです。

森林伐採や道路・ダム建設による生息地の破壊により生息数が減少傾向にある絶滅危惧種で、特に車に轢かれて死ぬ例が多いことが大きな問題になっています。

ヤンバルクイナは日本において極めて重要な鳥種であり、その発見以後沖縄において大きく取り上げられ話題になりました。
あまりにも有名になったので県鳥として誤解されやすいのが現状です。もちろんヤンバルクイナも貴重な鳥には間違いありませんが。

まとめ

沖縄県花のデイゴはともかく、県鳥のノグチゲラについては名前すら知らない人も多いかと思われます。
これを機に絶滅危惧種に興味を持っていただければ幸いです。

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