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沖縄の和菓子「かるかん」は割と複雑だった

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沖縄県民の方なら一度は口にしたことがある「かるかん」。
沖縄のお菓子として広く普及しています。
そのため一般にはあまり知られていないのですが、実は沖縄の「かるかん」は正確に言うと「かるかん」とは少し違うものです。

「かるかん」とは

かるかん(軽羹)とは、鹿児島をはじめとする九州特産の和菓子のことです。
かるかん粉、砂糖、山芋などの原料を用いて水を加えて蒸し、弾力性のある半スポンジ状態に仕上げます。
薩摩藩で17世紀後半から18世紀前半のころに誕生したとみられ、歴史書にもその記述があります。
現在は鹿児島県・宮崎県・大分県・福岡県で製造されており、各地を代表する銘菓になっているほか、全国的にも生菓子の一種として扱われるようになってきています。

「かるかんまんじゅう」とは

本来のかるかんは長い直方体の和菓子である「棹菓子」で、餡(あん)はありません。
ですが近年は饅頭状として餡を仕込んだ「かるかんまんじゅう」が多く流通しています。

沖縄で「かるかん」として売られているのは、この「かるかんまんじゅう」です。
沖縄ではかなりポピュラーなお菓子になっており、スーパーなどにはほぼ必ず置いてあります。
「かるかんは沖縄の伝統菓子」と思っている方も多いもよう。

「かるかんまんじゅう」が沖縄に欠かせない理由

かるかんまんじゅうは紅白に色が分かれており、沖縄において役割的には「紅白饅頭」に近いものがあります。

入学式・卒業式・結婚式などの慶次には贈り物として、シーミー(晴明祭)などの行事にはお供え物として、紅白のかるかんまんじゅうは沖縄で頻繁に活用されます。

沖縄の生活の中に深く溶け込んでいるので、かるかんまんじゅうが「琉球銘菓」として売られているのもうなずけます。

かるかんまんじゅうを実際に見てみよう

実物を確認するために近くのサンエーで買ってきた「かるかんまんじゅう」です。
表記は「かるかん」ですね。

お値段は1つ税別90円。
価格もサイズもお手頃感覚。

白かるかん。

紅かるかん。

2つ合わせれば確かに紅白まんじゅうそのもの。

中身。

軽い半スポンジ状の中にあんがつめこまれ、割とボリュームがあります。
おやつにもちょうどいいです。

まとめ

かつて琉球と敵対関係にあった薩摩。
その薩摩藩のお菓子が形を変えて琉球に深く根付いているというのは興味深い歴史です。

安価で販売されているので、ちょっと通な沖縄土産として購入されてみてはいかがでしょうか。

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