宮古島観光・移住

沖縄では「たわし」になる前の「へちま」を食べる

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ヘチマ。
「なんか吊るされているもの」「タワシになるもの」というのが一般的なイメージですが、実は沖縄や南九州ではポピュラーな食材になっています。

ヘチマとは

ヘチマはウリ科の植物の果実で、細長く大きなキュウリのような形をしています。
種子の散布法は風を利用した遠心力による自然の投石機的ダイナミックアプローチ。

成熟した果実はその強い繊維を活用し製作工程を経て「たわし」になります。

若い果実は食用として用いられ、特に沖縄では「ナーベラー」「ナーベーラー」と呼ばれ、一般的な家庭料理の食材として広く普及しています。
独特の風味があり、汁物や煮物で多く使われます。
台湾では小籠包の具として用いられることも。
β-カロテン、ビタミンC、カリウム、食物繊維を多く含み、整腸作用・生活習慣予防・美肌効果・血行促進などの効果が期待できます。

実が完熟した秋頃にとれる液体を「へちま水」といい、肌にハリを与える化粧水として用いられるほか、民間薬で飲み薬や塗り薬として活用されます。

強健で作りやすい植物であり、1年で発芽・開花・受粉・結果・枯死と一通りのライフサイクルを辿るので小学校の理科教材として使用されることも。

ヘチマ料理

ナーベラーの味噌煮(ナーベラーンブシー)

ヘチマ、スパム、木綿豆腐を適度な大きさに切ってみりんと酒と水と味噌で適当に炒めたもの。
沖縄のヘチマ料理で最もポピュラーな一品。
手軽で美味しい。

ヘチマカレー

ヘチマを入れたカレー。
あっさり美味しい夏野菜カレー。

ナーベラーの味噌漬け

皮をむいて薄く切ったヘチマを味噌に漬ける。
酒のつまみにとても良い。

マーボーナーベラー

刻んだヘチマを入れた麻婆豆腐。
白米と一緒に食べればご飯が進む。

まとめ

全国的には「小学校で育てるもの」「たわしになるもの」としてイメージが定着しているヘチマですが、低カロリーな健康食として沖縄では一般的な食材でした。

ゴーヤーだけが沖縄の野菜ではありません。
たまには趣向を変えて、料理しやすいヘチマを使ったレシピを食卓に添えられてはいかがでしょうか。

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