宮古島観光・移住

漲水石畳道、それは宮古島の歴史を感じるひと時の道のり

投稿日:2016年12月3日 更新日:

漲水石畳道(はりみずいしだたみみち)。
一見すると何でもないような石畳の道ですが、宮古島でも歴史的に重要な祭祀施設や超大型の神社が密集する随一の歴史観光スポットにひっそりと佇むこの石畳道は、300年の歴史を誇る貴重な生活道路です。

概要

漲水石畳道は、宮古島で最高の霊場との呼び声高い有名な「漲水御嶽(はりみずうたき)」の近くにある石畳の道路です。

距離にして100メートルもない短い坂道ですが、300年前から存在する歴史的価値の高い石畳道なので(漲水御嶽と同様に)市の指定史跡になっています。

歴史

宮古島の土木治山工事が積極的に進められていた18世紀初頭において、宮古島各村の道路幅は2間半(4.5メートル)に拡張・改修されたり、あるいは道路ごとその幅で新設されました。

西暦1696年に大地震が発生した後、この石畳道も2間半に拡張されました。
治山で大量に得られた石を敷き詰めたものです。
その後も石畳道はほぼ完全に残っていたのですが、20世紀の平良港完成、宮古神社移転工事、戦禍や戦後の道路拡張工事などで損傷を繰り返した結果、現在は元の石畳道の約3分の1しか残っていません。

写真で見る漲水石畳道

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正面に見えるのが漲水石畳道です。
左手にかすかに見えるのは漲水御嶽の鳥居。
漲水御嶽から宮古神社を繋ぐこの道こそが史跡にもなっている石畳道です。

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訪れたのが夏まっ盛りの8月のため、草がものすごい勢いで生えていて石畳感がありません。
ですが歩いて見ると確かにあちこちごつごつとしており紛うことなき石畳です。

先の御嶽からこの石畳道を通って宮古神社に参拝するのが歴史好きの観光客の鉄板コースとなっております。

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説明板。
300年間の歴史の大まかな変遷が分かります。

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「平良綾辻マップ〜歴史・文化ロード〜」と記された看板。
平良市内の歴史的名所が一覧地図になっています。
漲水御嶽や漲水石畳道のほか、祥雲寺、仲宗根豊見親の墓、真玉御嶽、人頭税石などガイドマップなどでもたびたび見かけるスポットからあまり知られていないものまでかなりの数が網羅されています。

漲水御嶽と宮古神社の方ばかり有名なので影に埋もれがちですが、その2つを繋ぐこの石畳道も立派な史跡です。
歩く際は300年前の時代の息吹を足元に感じつつゆっくりと進まれることをおすすめします。

場所・地図・アクセス

漲水石畳道
沖縄県宮古島市平良西里7-12

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