セブ缶詰生活記

セブ缶詰生活3日目:ただしイケメンに限る

投稿日:2015年4月21日 更新日:

coffee beanの内観1

冷風を遮るブランケットにくるまって寝たため、熟睡できました。

そして朝の6時、騒々しい周囲の音で目を覚ましました。

利用客の大部分をフィリピン人が占めるサグバテル・ファミリーホテルの2段ベッドが立ち並ぶ部屋では、「まだ寝ている人がいるから静かに行動しよう」と考える人などいません。
夜中の2時3時でも大声で会話するのが普通です。

色々思うところがないでもないですが、そもそも1泊600円の宿ですから文句を言っても仕方ありません。
ここに来ざるを得なかった僕が悪いのです。

そんなワケで諦めてノートパソコンを開き、せっせと仕事に取り掛かりました。
そしてイケメンと出会いました。

お隣さんからお手紙着いた

2段ベッド上の狭いスペースで身体を丸めながらパソコンとにらめっこしていた時のことです。
突然、隣の2段ベッド上のフィリピン人に話しかけられました。
当然英語です。

英語で雑談なんて2年前の語学留学時にもマトモにできなかったのに、2年後の今日なんていったらそれはそれはヒドい英語力になってしまったに決まっています。

「どこから来たの」「何でいるの」「仕事は何?」とか当たり障りのないことを聞かれたので、ああ仕事で来たんだよ、仕事はウェブデザインさ、いや一人で来たんだよとかテキトーに答えていきます。
「一人で来た」が”I’m Alone.”でよかったのか今でも心配です。これ「一人ぼっちです」的な悲しい意味になりませんかね。

会話が途切れるとなんかアレなので、こちらからも質問してとにかく場を繋げます。
どうやら彼はミンダナオから来た小学校の先生で、観光のためにここに泊まっているそうです。今日はボホールへ行くのだとか。

ふうやれやれ一段落だなさて仕事に戻るかとノートPCに目を向けようとしたところ、仕切り向こうの2段ベッドの人たちまで会話に参加してきました。
フィリピン人のアルバート、同じくフィリピン人でシステムエンジニア志望のジョエル、カナダ人旅行者のペトロ……。

で、このペトロがめちゃくちゃイケメンなんですね。
もうビックリするくらいカッコいい。
僕の人生に足りないもの? うーん孤独な時間かな。ってくらいカッコいい。
しかも凄まじく現地語が上手いです。聞いてるこっちはセブワノ語なのかタガログ語なのか全く分からないんですが。

当初はペトロ含むその人たちと話していた――いや話そうとしたんですが、僕の英会話力が無さすぎるためか、次第に僕から興味を失っていく過程が鮮明すぎて死にたくなりました。あああもっと英会話勉強しておけばよかった。
現地語が得意なペトロは流れるような滑らかさで場をドッカンドッカン笑わせてるし、あれ僕空気を読んでいなくなるべき?

と、そこでプログラミング言語を勉強しているジョエルが話題を振ってくれました。
「キミは何の言語が得意なの?」
「えっと……JavaとPHPかな」
「そうなんだ、Javaは良い言語だよね」
「うん、どこでも動くからね。ジョエルは何が得意なの?」
「C++」
「え。あのクソ難しい言語? すごいね!」
「大したことないよ。C++は基本言語だしね」
「いやいやいやあれを基本とか本当にレベル高いですよ」
「ところで、PHPが得意ってことはHTMLとCSSもやるの?」
「ああうん、まぁプロじゃないけどね」
「僕もCSSはやったよ。バージョンは?」
「3」
「だよね(笑) HTMLは5になってからとてもスマートになったよね」
と驚くほどスムーズに会話ができます。

何かのジョークで「SEはプログラミング言語だけで会話ができる」というものがありましたが、全くその通りでした。

と、先ほどまで会話の中心にいたペトロがこちらを見つめています。
「どうしたの?」と聞くと
「いやーキミたちが何を話しているのかサッパリだから話に入れなくて寂しいけど、でもいいんだ! キミたちが楽しそうだから僕も楽しいよ! うわー楽しい! プログラム最高!」と冗談交じりで大げさに拗ねてしまいました。

これね、イケメンのペトロがやると超可愛いんですわ。
それでまたそのジョークで場が盛り上がるんですわ。
もうなんか語学力のあるイケメンってホントうらやましいですわ。
僕もせめて語学力くらいは頑張ろうと思いました。

さて、そのペトロが聞いてきます。
「日本に彼女いるの?」
「ハハッ、いないよ」
「何でいないの?」
見た目で察してくれという英語が分からなかったので「分からないぜ」と答えました。

するとペトロは言います。
「じゃあフィリピン人の彼女作ろうぜ!」
流れで聞きます。
「どうやったらできるの?」
ペトロ、満面の笑みで断言します。
「お金を払えばいいのさ!」

身も蓋もなさすぎる。

「いやいや、もっとこう、普通の方法がいいな」
「うーん、まぁ仲良くなって電話番号聞けばいいんじゃない?」
「仲良くなるってのが難しいんだ」
「何で? 話してれば仲良くなれるよ」
「どうやって話したらいいのかが分からないというか」
「ああなるほど、とにかくまずは相手に質問することだ。そうやって色々掘り下げていけばいい」
「なるほど」
「めんどくさいからもっと手っ取り早くてもいいけどね」
「というと?」
「まず名前を聞くだろ?」
「うん」
「で、電話番号を聞くんだ」
「早いよ(笑)」
「もういきなり電話番号から聞いちゃってもいいかもな。。”Hello, What’s your number?”って」
「ビンタされるわ(笑)」
とか話しながら時は過ぎていきました。

SMモールの電源カフェ

さすがにおしゃべりで時間が経ちすぎたので、適当なところで「じゃあまたね」とお暇して外に出ました。
SMモール内で作業が出来る場所でも探しましょう。

The Coffee Bean & Tea Leaf

SMモール最強の電源カフェと名高い「The Coffee Bean & Tea Leaf」。
電源席があってフリーWi-Fi付き。
まぁフリーWi-Fiはセキュリティ的に危ないので使いません。モバイルWi-Fiルータを取り出します。
取り出したんですが、恐ろしいくらいに電波が入りません。
4Gは絶望的。3Gが入ったら幸運。ほぼ常時2G接続です。
2Gって……GSMですよね……あまり詳しくないんですが速度28.8kbpsとかですよね……ニコニコ動画で20分程度の動画(40MBと仮定)を見ようとしたら全部読み込むのに3時間かかる計算ですよね……。

coffee beanの内観1

coffee beanの内観2

coffee beanから外を眺める

チャイラテ。どう見てもスタバです本当にありがとうございました

オシャレな店なのですがインターネット速度が遅くて仕事にならないので帰ります。

スーパーで売られている水たち

帰る前にスーパーで水を買っていきましょう。
水道水なんか飲んだら確実にお腹を壊すため、ペットボトルのミネラルウォーターは必須です。
ホテル併設のコンビニでも売られているのですが、スーパーだと半額程度で買えます。
定期的に来ることになりそうですね。

さよならのかわりに

ホテルに帰ってきたのでベッドで昼寝でもしましょう。
はー。静かです。すぐ外の大通りの自動車音も気にならないくらい静かです。
おやつ時はとてもぐっすり眠れますね。

昼寝から起きると夕方。
ちょっと早いですが夕食にでも行きましょう。
3階レストランへ。
今日は魚料理でも頼んでみます。

揚げ魚とライス

Fried Boneless Bangus, Rice With Drinks
「揚げ魚とライス、ドリンクを添えて」

パッと見すぐ出てきそうな料理ですが、実際には注文してからテーブルに供されるまで30分ほどかかります。フィリピンではあらゆる場所で精神と時の部屋メカニズムが活用されます。
揚げ物なのでザクザクとした食感です。
どんな店でも生魚が出てくる日本は本当にすばらしいなと思いました。

その後、水シャワーを浴びて仕事をし、23時半頃に就寝準備を始めました。
隣のベッドを見ると、朝いろいろ話した人たちは一人もおらず、新しい人たちがベッドで寝ていました。
向こうもこちらも大した別れの挨拶をしなかったのですが、すれ違うだけの旅人にとってはフラッと出て行くようにそれっきりで各々別れるんだな、いやまったく一期一会の情緒深さよな、とか思って感慨に耽りました。

まぁ僕はまだ旅人ではないんですけれど。
早く世界一周する旅人になりたいです。
そして「おっ、あなたも南米へ行くんですか。じゃあ、ええ、向こうで会えたら会いましょう。ボリビアの『天空の鏡張り』で――それでは」みたいな会話を外国人バックパッカーと交わしたいです。

旅の資金集めが全く進んでおりません。
仕事頑張ろう……。

本日の費用

  • 昼食(SMモールJollibee) 188ペソ
  • Tea Latte Chai Mサイズ(The Coffee Bean & Tea Leaf) 160ペソ
  • ミネラルウォーター1.5リットル×2 45ペソ
  • 夕食(ホテル3階レストラン) Fried Boneless Bangus, Rice With Drinks 120ペソ
  • 宿泊費(Sugbutel Family Hotel) 250ペソ

計 763ペソ

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