セブ缶詰生活記

セブ缶詰生活2日目:「ジャパニーズ・シュウマイ」が不味すぎる件

投稿日:2015年4月20日 更新日:

2段ベッドがどこまでも立ち並ぶ大部屋。
夜通し途絶えることの無い物音。
周りから丸見えな2段ベッドの上で、8回ほど途中で目を覚ましつつもとにかく眠り続けたセブ缶詰生活初めての夜。
やっと迎えた朝は、周囲の無遠慮な騒々しさと目を直射する朝日によって起床を余儀なくされました。
1泊600円の宿だからね。仕方ないね。

4月20日。セブ缶詰生活2日目。
今日はとりあえず、宿周辺の探索でもしましょう。

朝ごはんは何処ですか?

サグバテル・ファミリーホテルには80ペソ(200円)の朝食があると聞いていたので、さっそく1階にあるレストランに向かいます。

1階レストラン

レストランというよりは食堂といった風情。
いかにも「ここが入り口ですよ」と言いたげな写真手前のドアはなぜか開きません
なぜ開かないのか? 細かいことを気にしてはいけません。ここはフィリピンなのです。

1階レストランのメニュー

メニューです。
「とりあえず一番上の料理を頼んでみるか」とTOCILOG(トシログ)をオーダーしたら”Out of order”(品切れです)と言われました。
なぜ朝8時の時点で既に品切れなのか? 細かいことを気にしてはいけません。ここはフィリピンなのです。
諦めてBACONSILOG(ベーコンシログ)を注文しました。

朝食。ベーコンとライスと目玉焼きらしき何かとコーヒー

お分かりでしょうか。野菜が一切ありません。
ライスはパッサパサです。
そして料理が出てくるまでに10分ほどかかります。
全ての疑問をめちゃくちゃ甘いコーヒーとともに飲み干しましょう。安さ以外はあきらめろ。フィリピンで一番大事なことです。
なお目玉焼きは大嫌いなので潔く残しました。

オタクだけど外出してくる

荷物預け場

バックパックをバゲッジカウンターに預けます。
盗難対策のため、分散させた貴重品も中に忍ばせてあります。
本来なら貴重品は鍵付きロッカーの中に入れるべきなのですが、お金が無いので断念しました。
なお、バゲッジカウンターの利用にも小額の利用料がかかるはずなのですが、なぜか無料で利用できました。
日頃の行いが良かったからでしょうか。
これは楽しそうなセブ生活になりそうですね!(フラグ)

セブの風景1

外に出てみます。空が青い!

セブの風景2

カラッとした素晴らしい快晴です。
どこまでも行けそうな果てしなく青い、この空の下であれば何でもできる気になってきます。
とりあえずホテルから徒歩10分に位置するSMモールを目指します。
スラムっぽい近道を通るのが怖かったので、大道路沿いの道を歩くことにしましょう。

道端に散乱しまくっているゴミ

道端にはゴミが散乱しています。
大量消費社会の行く末に警鐘を鳴らしたい――そんなメッセージが込められているようで、ちくりと胸が痛みます。

トラップその1。突然現れるフタの無いマンホールらしき何か

砂埃とゴミで極めて歩きにくい道ですが、不衛生さから目を背けてはいけません。
歩いていると地面には突然落とし穴が現れます。
ある程度の間隔で設置してあるので、恐らく下水道への入り口か何かでしょう。

地面に刺さった釘

ドラゴンボール的に陥没した地面の中央に特大の釘が刺さっています。
どう考えても危ないのですが、抜いたら周囲一体が割と真面目に地盤沈下を起こしそうで怖くて抜けません。
まぁ夜になって見えづらくなっても最悪転ぶだけです。地面に刺さった釘はあまり危険なものではないでしょう。地面に刺さった釘はあまり危険なものではないでしょう。

SMへの曲がり角

どこまでもまっすぐ行けそうな大通りを左に曲がると……。

SMシティ・セブ、いわゆるSMモール

「SM City Cebu」
いわゆるSMモールが見えてきます。

横断歩道の無い道路を頑張って渡ってSMに行こう

さて、道路には信号機などという軟弱な装置は存在しません。
右を見て左を見て、ちょうどいいタイミングを見計らい悠然と歩いて横断しましょう。
この際に小走りで渡ってしまうと、ドライバーが「さっさと渡りそうだからこの速度で突っ込めるな」とばかりに猛然とアクセルを踏んできます。
左右をあまり確認しないフリをしつつ、「私は車の流れを見てませんよ、車が突っ込んできても避けられませんからちゃんと減速して下さいね」とアピールしながら渡りましょう。
最初は怖いかもしれませんが、数日もすれば慣れます。頑張って慣れましょう。

SMモールが生んでしまった奇蹟のシューマイ

SMフードコート外観

やっと辿りついたSMモール。
時刻は昼食時。
フードコートにでも入ってお昼ごはんでも食べましょう。

広いフードコート、多くの人々

フードコートめちゃくちゃ広いですね。
さて、何を食べようかな。
ん?

シューマイ店

そこはかとなく危機感を感じる女の子の表情が目を引く看板。
なぜ女の子が太っているのかというと「太ってしまうくらい美味しいから」という広告的効果を狙ったものと「フィリピン人にとって太った子供は自らの豊かさを証明するものだから親は子供をとにかく太らせる」という他国からすると物議を醸しそうな実状が単に表れているだけのものという2つの理由が考えられますが、この際それは置いておきましょう。
ファンキーな看板が人目を集めそうなこの店の名は「焼買師父 Master Siomai」。
マスター・シュウマイとは豪華ですね。まさかフィリピンに来てシュウマイを食べられるとは思っていませんでした。
「ジャパニーズ・シュウマイ」と銘打たれた海苔っぽい何かが巻かれたシューマイがいかにもヤバそうなので、今日の昼食はここに大決定しました。

シューマイ全6種、大人買い

とりあえずシューマイ全種と飲み物を買いました。
225ペソ。
それでは賞味と参りましょう。

ジャパニーズ・シュウマイ

Japanese Siomai

見た目からしてパチモンくささ全開ですね。
写真撮り忘れたので見た目が伝わらないんですけれども。
味は……何と言うか「水分を帯びてしなびた海苔がついた淡白な味のつくね」です。
シュウマイかと言われたら10%ほどシュウマイの味がしないでもないですが、次の瞬間にいややはりシュウマイとは違う何か別の食べ物であると言いたくなる、そんな何かです。
決して不味くはないのですが、確実に美味しくはありません。

ビーフ・シュウマイ

ビーフ・シュウマイ

Beef Siomai

見た目がグロいですね。
一口目で歯を入れた瞬間の違和感がハンパではなく、直感的に「あ、これ不味いやつや」と悟らされる逸材です。
シュウマイと牛肉の悪いところがドッキングした感じですかね。
しかし2つ3つと食べるごとに「美味しさ」の比重が増していき、4つ目を食べる頃には蒸した牛肉の程よい風味を楽しめるようになってくる謎の料理です。

ポーク・アンド・シュリンプ・シュウマイ

ポーク・アンド・シュリンプ・シュウマイ

Pork & Shrimp Siomai

ものすごくマトモなシュウマイです。
美味しいです。
しかし前2つが強烈過ぎたので何か物足りない気分です。
料理コンテストにおける「順序」の重要性を学びました。

チキン・シュウマイ

チキン・シュウマイ

Chicken Siomai

はいコレね。ヤバいです。
食感、風味、味、香り、どれをとっても魔界の食べ物です。
特にシュウマイだろうと思って噛んだ一口目で何の弾力もなく「ぞぶり」と噛み切れてしまった時の「食感における違和感」がトップクラスです。料理で「気持ち悪さ」を感じたのは初めてかもしれません。
そして1ミリもチキンの味がしません。
得体の知れない物体をすりつぶした固めて皮を巻きシュウマイ風に仕上げた何かとしか言いようがありません。
二度と食べたくないです。

ツナ・シュウマイ

ツナ・シュウマイ

Tuna Siomai

チキン・シュウマイの不味さが衝撃的過ぎてあまり記憶に残っていないのですが、チキン・シュウマイより2段階くらい美味しかったです。
つまり普通のシュウマイより3段階くらい不味かったです。

シャークスフィン・シュウマイ

シャークスフィン・シュウマイ

Sharksfin Siomai

もう何も信じられなくなっていので「どうせカボチャかマンゴー味のシュウマイだろ?」と完全に見た目で判断し毒見用にほんのすこし噛んでみたりしたのですが、ビックリするくらい美味しかったです。
食べ応えのある肉メインの本当に美味しいシュウマイです。肉汁がジューシーでお腹一杯にもなれます。
見た目で疑うことの愚かさを学びました。

モールに来たからショッピングをしよう

スーパーマーケット

SMモール内のスーパーマーケットへ。
とっとと必要品の買い出しを済ませます。

是非とも早期入手しておきたいのが小型のBathroom Tissue(バスルーム・ティッシュ)。
そこそこのランクのホテルでもない限り、フィリピンでは基本的にトイレにトイレットペーパーが付いていません
なので、トイレットペーパーは常に携帯する必要があります。
玄人は普通のトイレットペーパーの芯を抜き、平たく潰すことで体積の圧縮を図り携帯性を向上させますが、「ちょっと紙ちょうだい」とか頼まれた時に鞄からスッとそれを取り出すのも何かと難易度が高いものです。
そこでオススメしたいのが小型のバスルーム・ティッシュ。
一見すると小さく巻かれた芯のないトイレットペーパーですが、サイズが小ぶりで携帯性に優れ、また本来のティッシュとしての役割も果たせます。
ちょっと優雅な持ち運びトイレットペーパー生活、始めませんか?

というワケでバスルーム・ティッシュを10ペソで購入しました。

ブランケット

さらにブランケットを300ペソで購入。
これがないとサグバテル・ホテルの2段ベッド上の夜を超えるのが難しくなります。

オクトパス・アダプター

そしてタコ足プラグも60ペソで購入。
これがないとサグバテル・ホテルの電源コンセント1つのみの生活を耐えるのが難しくなります。

まぁざっとこんなもんでしょう。

カフェ、帰宅、夕食と水シャワー

ボスカフェ

適当なカフェに入り、ノートPCとモバイルWi-Fiルータで仕事をします。
注文する際に英語をあまり聴き取れずYesを連発していたらいつの間にかオプションてんこ盛りで190ペソにまで膨れ上がったラテをちびちび飲みつつ「ん……? WordPressにアクセスできない……。そうか、ここは海外だから国外IPで弾かれてしまうのか。しかたない、フィルタを解除しにいくか。やれやれグローバルなITナレッジがディマンデッドだぜフフフ」とか呟きながらカチャカチャターンとキーボードを打っていたら夕方になっていたので帰宅することにしました。

徒歩で帰ります。
まだそこそこ明るいのですが、これ以上暗くなると一人歩きがとても怖いです。何しろ治安がよくない場所です。
肩肘を張って胸を突き出しなるべく身体が大きく見えるように人気の無い道を歩いていきます。
途中、隣にすーっと車が寄ってきた時は誘拐されるかと思い全力ダッシュしました。
結果的には何事もなく無事にホテルにたどり着いたのですが、行き帰りでこんな怖い思いをするならもうホテルに引きこもろうかなと思いました。

ホテル3階のディナー

3階のレストランで夕食をとります。
他にお客さんはいないのですが、注文してからこれが出てくるまで40分ほどかかります。時差の一言で片付けましょう。

そしてシャワーを浴びます。
どう言い繕ってもほんの少し温度のついた水しか出てこないのですが、1泊600円の宿なので諦めが肝心です。

冷房のかかっている場所が2段ベッド部屋しかないため、薄暗くプライバシーの無い空間でひたすら無茶な体勢を強いられ眼と背骨と膝に多大なダメージを蓄積しつつPC作業の夜は更けていきました。
これで果たして2ヶ月もつのでしょうか。
とても不安です。

本日の費用

朝食(ホテル1階) 80ペソ
昼食(フードコート) 225ペソ
オクトパス・アダプター 60ペソ
ブランケット 300 ペソ
小型bathroom tissue 10ペソ
BO’S COFFEE ラテ色々付 190ペソ
夕食(ホテル3階) 120ペソ
水500ml×2 30ペソ
宿泊費(Sugbutel Family Hotel) 250ペソ

計 1,265ペソ

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