セブ缶詰生活記

1日2000円! フィリピンのセブで缶詰生活を始めました

投稿日:2015年4月19日 更新日:

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2015年4月、26歳の僕は毎日家に引きこもっていました。
フリーランスとしてそこそこ成果は出てきたものの、基本的にはアニメと漫画とゲームに明け暮れる半ニート生活を送る日々でした。
「平穏な日本にいるから本気を出せないのだ。危険な海外に出れば追いつめられて仕事に打ち込めるに違いない!」
できないことを環境のせいにするクズの極地に達した僕は、2か月間引きこもって仕事漬けの日々を送るためフィリピンのセブへと旅立ちました。

僕が缶詰生活を送ろうと思った訳

部屋の隅で俯く男性

カンづめ【缶詰め・缶詰】
①食品を缶に詰めて密封し,加熱殺菌して長期間保存できるようにしたもの。
②人を一定の場所に閉じ込めること。仕事の促進や秘密保持のために行う。また,思いがけない場所に閉じ込められること。 「著者をホテルに-にする」 「停電で列車に-になる」
大辞林 第三版

そもそも26歳の僕がなぜ毎日引きこもっていたのかというと、25歳の時に新入社員として入った会社を半年で辞めてフリーランスの生活を送っていたからです。

大学時代から少しずつ続けていたWebデザイン・Webサイト運営の副業がようやく成果を出し始め、「これなら何とかなりそうだ」と確信した瞬間に会社を辞めました。
2014年秋のことです。
ちなみにその時点では月1万円も稼げていませんでした。どの辺が「何とかなりそう」なのか、当時の日記を読み返してみてもよく分かりません。

さて、それからは毎日家でPCに向かい副業に精を出しました。
おかげで年が明けるころには「1日3時間の作業で月10万円」という会社員時代からしたら夢のような状態に漕ぎつけました。

しかし、「水は低きに流れ、人の心もまた低きに流れる」という言葉もあるように、いったん楽な状態になってしまったら人は努力を放棄してしまうのです。
ダラダラとネットサーフィンをし、アニメや漫画に時間を費やし、外に出ることもなく、1日3時間程度の必須作業さえ徐々におろそかになっていく……。
月の収入が前月度の半分を割った時点で、「このままではヤバい」と悟り始めました。

「このままではヤバい」と悟ったのはいいのですが、どうしても作業に身が入りません。
そのうち、「自分が頑張れないのは満たされたこの環境のせいなのでは?」と思い始めるようになりました。
逃げ場のない場所にでも追い込まなければ、もう自分は何の努力も出来そうにない。(今でも十分ダメだけれど)このままでは本当にダメ人間になる。
そう確信した僕は、物価の安いフィリピンのセブで2か月間引きこもり、WebデザインやWebサイト運営の仕事に精を出そうとしました。

幸い、ほぼ引きこもりニートのような状況です。いつでも渡航できるので安い航空券を選び放題でした。
LCCのセブ・パシフィック航空会社のセールを利用し、成田空港-セブ・マクタン空港で行き帰り2万円のチケットを抑えました。
あとは渡航日を待つのみです。

ところが、出発日が近づくにつれ別の感情が鎌首をもたげてきました。
「別にセブに行かなくてもいいんじゃないか?」
やはり海外は危険ですし、日本語も通じませんし、アニメも漫画も見れませんし、「艦これ」だって出来ません。何かと不便です。
「日本でちゃんと本気を出せばそれでいいのでは?」
そんな考えが浮かんできました。そもそも日本で本気を出せなかったからセブに行くと決めたのにという事実は黙殺することにしました。

やっぱり行かないことにしようと半分くらい思いかけていたところで、ダメ元で「一緒にセブ行こうぜ!」と誘っておいた超多忙な友人からまさかのOKが出てしまいました
彼が行けるのはゴールデンウィークの間のみということでしたが、
「いやーセブ行くの初めてなんだよね!」
「ダイビングとかやりたかったんだ!」
「めちゃくちゃ楽しみだよ!」
「誘ってくれて本当にありがとう!」
とすさまじく歓喜に満ちた連絡を受けました。

色々お世話になっている友人です。まさか今更「ごめん、やっぱり行かないことにした」というわけにはいきません。
観念して渡航することにしました。

2015年4月19日、オタクかつクズである僕を乗せ、やたらと揺れるセブ・パシフィック航空機は南の他島国家フィリピンへ旅立ったのでした。

缶詰生活の概要

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遅くなりましたが、ここでセブ缶詰生活の概要をお話ししておきましょう。

期間

2015年4月19日~6月16日(59日間)

費用

1日800ペソ(約2,000円)
※宿泊費込み
※ただし、知人友人が来た場合の交友費・食費は除く
※ビザ延長費や出国料も除く

やること

食事・睡眠・移動・休憩等の時間を除き、すべての時間をWebデザイン・Webサイト運営・ブログ更新等の仕事に費やす

やらないこと

遊び
※ただし、友人知人が来た場合および何らかの形で仕事に繋がる場合は除く

セブ缶詰生活の予想

海で泳ぎたいけど仕事しなければならない男

いくらフィリピンの物価が安いとはいえ、宿泊費込みで1日を2,000円で過ごすというのはなかなか厳しいものがあると予想されます。
じゃあもっと予算増やせよという話ですが、渡航にあたり貯蓄金を準備代に費やしてしまったので現状かなりの金欠なのです。仕方ありません。
1日2,000円に抑えられなかったら日本に帰った後バイトを始めなければいけません。見知らぬ人に自己紹介……26歳無職……嘲笑の眼差し……うっ、頭が。
死活問題なので何が何でも1日2,000円に抑えます。

セブには1日600円で泊まれる宿があるので、まぁ何とかなるでしょう。
関連:1泊600円! セブの激安宿「サグバテル・ファミリーホテル」に泊まってみた

そこの宿に引きこもってひたすらPCに向かい続けるつもりです。
外出しないことで消費エネルギーを節約し、なるべく物を食べないようにして食費も浮かせる。
なんだか大丈夫そうな気がしてきますね。

ダイビング・シュノーケリング・ツアーホッピングなど、多彩なアクティビティと物価安の美味しい料理やアルコール類を豊富に取りそろえ果てしなくどこまでも広がる青空と透き通る美しさに感嘆の溜息をもらしそうな海を誇る南国のリゾートセブで2か月間ただひたすら引きこもるというのはどう考えても苦行ですが、めげずに頑張っていこうと思います。

不安しか募りませんが、2か月後の僕はきっともう少しマシな人間になっていることでしょう。

まとめ

というわけで2か月間セブで過ごしていきます。
毎日の記録をつけていくつもりですので、「セブ缶詰生活記」の詳細については下記のリンクをご参照ください。

無事2か月を過ごしバリバリ仕事ができるような体質になっていたら「モチベーションが出ないフリーランスはセブに行けばいいと思う」みたいなブログ記事を書きたいと思います。
そしてソーシャルでバズられて一躍有名ブログになって安泰な人生になったらいいと思います。

どうか59日の間、お付き合いいただけたら幸いです。

「セブ缶詰生活記」一覧

-セブ缶詰生活記

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